2009年9月30日水曜日

報道ニッポン 円高・株安が続く日本経済の舵取り

新しい政権が始まってから経済の動向にも注目が集まっています。最近の動きとしては、円高・株安が大きな心配事になってきているのではないかと思います。先日の東京市場では、円相場が1ドル88円台をつける状況になりました。また、日経平均も1万円を割る場面が見受けられます。円高については、先日のG20首脳会議において、世界経済の不均衡是正が議題にあがった事が影響しているのかもしれません。特に、経済的な力が落ちていている米ドルが売られているのは象徴的なことだと思います。それにつられて、輸出を中心とする日本企業の株価は、円高ドル安による収益悪化を懸念されて、株価が下がっているのではないかと思います。このような状況において、鳩山政権における経済の舵取りが非常に重要です。新しく財務大臣に就任した藤井裕久財務相の発言も、市場の動きに対しては影響が大きいといえます。藤井財務大臣としては、政府による過度な市場介入はできる限り避けて、市場にまかせるという発言が続いています。この発言が、円高の動きを加速しているのかもしれません。いずれにしても、経済の建て直しは大きな政権のテーマですから、今後の政策については、慎重な取組が必要ではないかと思います。


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