2009年9月22日火曜日

報道ニッポン 予断を許さない日本航空の再建

日本の翼として、空の交通を担ってきた日本航空ですが、再建に向けた道は厳しいようです。一番の問題は、長年蓄積されてきた自身の高コスト体質ではないでしょうか。ここに、世界経済の停滞も加わって、不振が深刻になってきたと言えます。再建に向けてどのような対策をとればいいのでしょうか。まずは、採算のとれない路線からの撤退です。いまのところ50路線が候補にあがっています。また、人員のリストラも行われます。3年間で6800人の社員を減らし、給与カットも行われます。このような改善を行いながら、1500億円規模といわれる資金調達も進めていますが、経営体質の改善がきちんと決まらない場合は、単なる政府の支援だけの再建は難しいのではないかと言えます。日本航空については、OBに対する年金も大きな費用となっています。こちらについても減額に向けて動きがとられています。さらには、デルタ航空など外資との業務提携も検討されています。このようにして様々な対策が取られていますが、やはり、大企業といえども自らを変えていかなくては、時代の流れについていけなくなるという事を、この日本航空の件は示しているのではないでしょうか。今後も再建に向けた動きに注目したいと思います。


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