2009年9月26日土曜日

政権発足後アメリカに旅立った鳩山総理大臣ですが、ニューヨークの国連気候変動サミットにおいて、2020年までに1990年比25%の温室効果ガス削減の中期目標を「国際公約」として表明しました。環境問題における日本の高い意欲を示した内容となっています。国際ジャーナルなどでもよく特集されていますが、地球温暖化のみならず、石油に頼っている世界のエネルギー問題からも、いかにしてCO2の排出量を減らしていくのかという事は、21世紀の大きなテーマではないかと思います。日本の経済界においては、25%削減という数字は非常にリスキーであり、日本単独での負担が増える事による景気への悪影響を心配する声も聞かれています。一方、北欧諸国などからは、日本の表明に対して高い評価の声も上がっています。かつて日本は、自動車の排ガス規制についても、欧米の圧力に負けずにクリアしてきた実績があります。今回の25%削減についても、新しい産業の創設という観点から、前向きに取られていくのも良いのではないかと思います。また、世界に対して日本の環境政策に対するイニシアチブを表明する絶好の機会でもあったと思います。これから日本全体で達成に向けて頑張っていきたいものですね。


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