2009年9月10日木曜日

報道ニッポン|食中毒

この季節、毎年必ずどこかで食中毒が発生してニュースになっています。
特に、行楽地に出かける家族づれが用意するお弁当や、
日々の節約のためにOLが持参するランチボックスは、
調理してから食べるまでの時間が長いため、細菌が繁殖しやすく食中毒の原因になりがちです。

食中毒を起こさないために、
その原因と対策を調べてみました。

細菌による食中毒が夏に増えるのは、
37℃程度で細菌が最も繁殖するためだそうです。
活発な細菌は20~30分に一度分裂するので、例えば朝7時に作った弁当に細菌が混じり、
30分に1回分裂したとすると、正午の時点で細菌は約500倍に増える可能性があるとのことです。
原因菌として近年多いのは、サルモネラ、カンピロバクター、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌などとのことで、
食肉や魚、ヒトに存在する細菌が原因となっていることがわかります。

こんな身近に存在する菌でも、
多くは75℃以上で1分間、完全に加熱すれば死滅するので、
特に弁当に入れる食材はしっかりと火を通すことが必要です。

彩りをよくするためなどに使用したいトマトなど、生の野菜はなるべく控え、
しっかり加熱した食材を使い、
食べる前まではできるだけ冷蔵、または保冷剤などを利用して冷たく保ち、
食べる直前に電子レンジ等で加熱してからいただけば、
食中毒の危険性はかなり減らすことができるようです。

弁当を持参する状況にもよりますが
ちょっと注意するだけでかなり効果が上がりそうなので、
この情報を役立てて、安全な弁当で乗り切りたいものです。


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