成人年齢を20歳から18歳に引き下げるのが適当である、と法制審議会がしたという話題を新聞で読みました。これに対し有識者の間では、意見が賛否両論に分かれているようです。賛成という意見としては、大人として扱われることで自立が促されて良いというものや、現在は大学生の半ばで成人を迎えるのに対し高校を卒業する年齢での線引きは分かりやすくなってよいといった意見があるようです。また、反対という意見としては、若者から成人年齢を引き下げてほしいという声が上がった結果ではないので、大人からの押し付けであるというものや、成人年齢の引き下げが少年法の対象年齢や年金の納付年齢などさまざまな議論を引き起こす恐れがあるといった意見が上がっているとのことです。自分が成人を迎えた時のことを考えると、成人の日を境に意識が変わったという記憶はあまりありません。あえて言うなら、お酒が公に飲めるようになったのが少しうれしかったくらいでしょうか。テレビで現在18歳の若者にインタビューがされていましたが、早く選挙に参加したいという意欲的な意見もあった一方で、どちらでもいいのではないかという他人事のような意見もあり、若者の間でも温度差があるように感じました。今後の動きが大変気になる話題です。
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