2009年8月20日木曜日

報道ニッポン|金大中元大統領の逝去

韓国の金大中元大統領が死去したというニュースが、世界を駆け巡りました。死因は多発性臓器不全です。金大中元大統領の人生は、とてもドラマチックな生涯であったと言えます。1973年には、東京都内のホテルから拉致される事件が起きました。いわゆる「金大中事件」です。これは、韓国のKCIAによる犯罪であるという報告書が出されています。その後、光州事件に関与したいという罪で死刑判決を受けた後、渡米します。97年には韓国の大統領に就任します。これは4回目のチャレンジによって手にした栄冠でした。大統領時代では、日韓合同開催によるサッカーのワールドカップが開かれました。また、北朝鮮での南北首脳会談も実現させています。この功績によって、ノーベル平和賞を受賞しています。金大中元大統領の死去に対して、各国から弔辞が届いています。特に、日本文化を韓国にて解禁した功績は、日韓関係においては、非常に重要なことだったのではないでしょうか。韓国では全国に弔問所が設置されて、沢山の国民がその死を悼んでいるそうです。金大中元大統領の政治家としての功績については、これからの歴史において様々に評価されると思いますが、謹んでご冥福を祈りたいと思います。


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