加工食品の小容量化が進んでいます。消費者の節約志向に応えた形であり、価格はそのままに、内容量を減らした食品が増えています。
単身者や少人数世帯の増加の影響もあり、しょうゆなどの調味料は鮮度の高いうちに使いきれる量にし、3食入りの粉末即席スープなどはばら売りするなど、容量減で見た目の価格も抑えています。
その一例として、キッコーマンがこのほど750ミリリットル入りのしょうゆを5品目発売しました。同社が1955年に1リットル入りを発売して以来、同容量が標準サイズで定着していました。6月に同社より全国発売された「特選丸大豆しょうゆ」の750ミリリットル入りが売り上げ好調なのを受け、今後はこの容量を標準化する、としているとのことです。
メーカーにとっては、増加する原料単価に対応するため、価格を上げるのではなく内容量を減らして価格を据え置くという対策でありますが、消費者にとっては見た目の価格の安さと使いやすさですんなり受け入れられている格好です。今後は調味料のみならず、あらゆる食品で同様の小容量化が進みそうな予感がします。
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