2009年10月6日火曜日

報道ニッポン 日本の鉄鋼メーカーによる環境への取組

二酸化炭素の排出量削減については、これからの日本社会全体として取り組んでいくテーマになっていくのでしょうか。国際通信社の雑誌などを読んでも、環境に対する記事などは増えていると思います。世界的に環境問題への意識が高まる中で、日本として一体どのような貢献が可能なのでしょうか。やはり、優れた先進技術による貢献は、一つの可能性であると思います。日本の大手鉄鋼メーカーである新日鉄ですが、中国の同業者に対して、二酸化炭素の排出を減らす技術を提供するというニュースが、先日の新聞にも出ていました。この技術によると、燃料消費量を10%ほど押さえることができるそうです。この取組の背景にはどのような考えがあるのでしょうか。CDM(クリーン開発メカニズム)による排出枠の取得という事が、どうもある様です。これは、自国外で削減した二酸化炭素の排出量を、自国の削減としてカウントできる仕組みです。ですから、中国の鉄鋼メーカーの二酸化炭素を技術供与によって減らす事により、日本の削減目標の達成を促進できるという考え方になります。このような動きは、今後他社にも広がっていくのでしょうか。いろいろと問題もあるかもしれませんが、世界の環境にとってはいい話だと思います。


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