鳩山政権の進める事業仕分けなど、日本の財政については注目が集まっていますが、野田佳彦財務副大臣は、先日のテレビ出演において、2010年度の税収については「40兆円」を下回るだろうという見解を示しています。これは09年に引き続いて2年連続となります。一方、国債の発行については、44兆円以下にするのが来年度の方針ですが、2009年同様に国債の発行額が税収を上回るという事態になっています。これは一体何を意味するのでしょうか。報道ニッポンなどでも、日本の財政については盛んに記事が書かれていますが、この税収と国債の関係については、より掘り下げた分析が欲しいところです。簡単に言うと、今の日本は、通常の収入だけではやっていけない状況という事になると思います。ですから、国債という借金比率が半分を超えているという、非常に危険な状況であると言えます。日本の国債発行高については、2008年度末で546兆円となっています。税収や経済の落ち込みに対して、国債で補填するという構造が、バブル経済崩壊後から続いています。個人の家計と同様に、借金に頼らずにどのように国を運営していくのか、その辺が今後の日本にとって緊急の課題になっていると感じます。
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