2009年7月14日火曜日

報道ニッポン|好調な第3のビール

かつて私の両親は無類のビール好きで、ビール以外のアルコールは全く口にしませんでした。太るとか、満腹になって食事がとれない、などぶつぶつ文句をいいながらも、ビール以外のものに浮気するようなことはありませんでした。 それがある日、久々に実家に戻った時に晩酌する両親を見てびっくり。食卓には発泡酒が置かれているではないですか!あんなにビールにこだわっていたはずなのに・・・・やはり発泡酒の価格の安さは両親のこだわりに勝る大きな影響力があったようです。その時初めて、発泡酒の時代がきたんだな、と実感しました。 それがつい数年前の話だと思っていたら、今やビール大手の販売量を牽引するのは「第三のビール」。2009年1~6月のビール系飲料の課税済み出荷量で、「第三のビール」の売れ行きが好調なキリンが、シェア37.5%で上半期において3年ぶりの首位にたったとのことです。ビール、発泡酒の出荷量が前年を下回る一方、価格の安い第三のビールが大幅に前年実績を増やした背景には、昨今の不況による影響が少なからずあると思われます。 では、第三のビールとは?「ビール、発泡酒とは別の原料、製法で作られた、ビール風味の発砲アルコール飲料の俗称」だそうです。具体的には大きく分けて2種類あり、1つは麦以外の材料を使って作ったもの、もう1つは、別のアルコールを混ぜたもの(リキュール)とのことです。 もともとビールの原料である大麦は、第三のビールの原料となっている大豆、トウモロコシ、えんどう豆などより安価なものですが、日本の特殊な酒税により市場価格が大きく逆転してしまいました。他国から見れば、貴重で高価な原料を使用したビール「風」飲料がビールよりも市場で安く販売されているこのこっけいな状況はおそらく異様に映るのだろうなぁ・・・と、ふと考えつつ、100円で購入した第三のビールを飲んでいます。

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